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PPS取り付け
目的
CBR150Rは発電量が少ないのか、アイドリング時に電圧の波が出来てしまいます。
この対策に、コンデンサを噛ませる事にしました。
コンデンサと同じ効果が期待できる、トリックスター PPSを使用しました。
工具・パーツ
  • パーツ
    • トリックスター PPS DX Ver.
    • コンデンサを取り付ける道具(タイラップ、両面テープ等)
  • 工具
    • 六角レンチ 5mm(車載工具)、6mm(シートカウルを外す場合)
    • プラスドライバ
手順(以下PPSの場合)
準備.コードの取り回しを考える
コンデンサを接続すると、コンデンサ本体やコードを収納する必要があります。
これらの取り回しを先に考えておいた方が、後々楽に作業が出来ます。
・・・が、私はこれをやらず、一度装着した後に、外してやり直しをしました。
やり直し自体は、大した作業ではないですが、少し面倒です。
1.シートを外す
バッテリーはシート下にあるため、シートを外します。
タンデムシート下にある収納スペースを開くと、シート側にシートを固定しているネジがあります。
そのネジを、六角レンチの5mmを使って外します。
2.バッテリーのカバーを外す
プラスドライバを使って、バッテリーのカバーを開けます。
と言っても、ネジで留めているわけではありません。
プラスドライバでボルトを捻ってから、手で引っ張り出します。
3.バッテリーの端子を外す
プラスドライバを使って、バッテリーの端子を外していきます。
プラス側はゴムを被っていますが、指で外すとネジがあります。
必ず、マイナス端子を先に外してください。
プラス側を先に外した場合、何かの拍子にプラス端子が接触し、ショートする可能性があります。
4.PPSを取り付ける
PPSの端子を挟んで、バッテリー端子を接続します。
接続するときは、プラスを先に接続すること。
5.本体を取り付ける
PPSの本体を、どこかに収納します。
スペースの関係上、シートカウルの内側か収納スペースの、どちらかになるかと思います。
最初はバッテリーの横辺りにと思ったのですが、シートの固定用フックが当たるため、入りませんでした。
最終的にレギュレーターの反対側、収納スペースの横辺りに、タイラップと両面テープで取り付けました。
この時、シートカウルを外しました。
補足.アースを取り付ける
PPSにはアース機能も付いていたので、アーシングを施しました。
収納スペースの後ろを通し、車体の反対側にあるレギュレーターに取り付けました。
補足.取り回し

シートカウル内のコード配置です。
写真は後日撮り直す予定。
結果
PPS装着後のエンジンは以下の通り
・電圧の波が消えた
以前は2000rpmでもエンジンに合わせて電装系に波がありましたが、装着後は無くなりました。
アイドリングの1500rpmでは、波がまだ少し残っていますが、それでも以前よりも大幅に改善されました
・始動性が向上した
以前はアクセルを少し開けておかないと始動しませんでしたが、装着後はアクセルを開けなくても始動するようになりました。
・エンジンの爆発タイミングが揃った
プラグ放電の波が減ったのか、エンジンの爆発タイミングの波が減りました。
規則正しい、リズムの取れたエンジン音になりました。
以下の変化は、それに伴う物と思われます。
  • トルクが上がった
  • レスポンスが向上した
  • 音が大きくなった

・振動が強くなった
エンジンの不発が減ったからか、振動も増えています。
気になるようなら、ハンドルバーエンドなどで対策することをお勧めします。
感想
バッテリーを触るのは初めてでしたが、スムーズに装着することが出来ました。

PPSを付けて、色々なところが劇的に変化しました。
全体的に安定したので、乗るのが少し楽しくなります。

安定したこと以上に大きかったのが、音の変化です。
音の粒が揃い、単気筒とは思えない音になりました。
レスポンスが良くなったのと合わせて、回転合わせが物凄く楽しいです。
作業日:2006.12.23.